続・湘南で働く社長のブログ。NCC大河原勇の日記

製造業が始めた中古機械・ロボット商社NCCが、現場の実例と専門情報を発信するブログ

1システム運用の弊害



今日の東北は何とか晴れ。。。風が強いなぁ~。


今回の出張は、依頼のあった会社の外注さんへ
金型モデルを支給することにあった。

いつもの様に、モデルを変形、仕様書に合わせて
モデルを完成させたが、

先方の会社さんからは、CA**A-V4で、モデルトレランス
0.0005~0.001の要求をされていた。

基本モデルはメーカーからIGES支給された物。
その時点ですでに0.01程度にデータ劣化していた。

当然、これ以上精度は上げられない。。

今回のモデル。実は 鋳造金型用モデルであり、
加工や研磨代を含めれば、0.1~1.5mm位は余肉が
付いている。

(要求精度0.0005~0.001が何故必要なのだろうか?!
精密金型ならともかく、一般型で次工程にモデル
 渡す事もないのに・・とても疑問だった。
 通常のレベル0.01でも 必要十分と思われるのだが
 ・・0.01と言っても全ての面が離れている訳で
 は無いのにね。
   そんなにCA**A-V4ってデリケートなCADなの?!)


今回は、何とか一般レベルで作業をして頂く事を
了解して頂いた。


ところが、今度は また別な問題が・・・

取込んだデータは無事ソリッドのまま変換
出来たが、・・1面で構成されているはずの
面が、こちらでは複数面に割れる(分解)そうなのだ。

ソリッドのままですよね。
割れる事があっても曲率が極端に変わった訳では
無いのだから・・金型設計に支障が在るのでしょうか?!

いや、無い。と。。

では、何が問題なのですか。。

CAMで 面が割れるとパスが出ない(正確には出し難いと推測する)
なのだそうだ。。

よくよく話を聞くと、どうも曲面から直接CL演算が掛かるシステム
らしいが、複合曲面演算には対応していないらしい。。。

え~~、CA**A-V4 のCAMって十数年前から変わって無いんだ。。

その昔(と言っても自動プロの時代だぞ。)、G.P社製のCAMも確かに
そうだったが・・十年前には、完全に複合曲面演算には対応してたよなぁ~。。

今じゃ、数十万円のCAMだって、当たり前に演算出来るのに・・・

可愛そうとしか言いようが無い。。 


データの一元化を考えるなら、1システムで運用する意味
は大きいが、弊害も当然ある。

今回は、デメリットが出でしまったなぁ。。

汎用CAD/CAMシステムはあくまで、物作りの"道具"である。
システムに合わせるのではなく、その仕事に合うシステムを
いかに組み合わせるかが 良い仕事をするポイントになる
のでは なかろうか。


ちなみに、そんな事もあって、NCCCは 数十システム使ってるけど。。。。

何か? (笑 


※追記、コメント

誤解されるといけないので・・・

決してCA**Aシステムが貧弱で使えない
CADシステムだと言っている訳ではありませんぞ。

ただ、CAD/CAMはあくまで“もの作りの道具”

使う人、使う環境で その真価が変わってくる。
10万円のCADでって、1000万円のCADだって
使い方次第ではいくらでも稼げるのだ。

適材適所で使えば、これほど便利な道具は
無いですわなぁ


ささっ、今日もNCCCは寝る間を惜しんで、
3D設計・NCプログラム・MC加工頑張らねば!!
求むスタッフ!